🌏 新シリーズ『社長の選択。』 第一回 迷った時、まず「切るもの」を決める。
2026/01/09
何かを決めなければならない時、
多くの人はまずこう考えます。
「どれが正解なんだろう」
「何を選べば失敗しないだろう」
でも、正直に言うと──
正解が見える状態で決断できることなんて、ほとんどありません。
特に、立場が上に行けば行くほど、
情報は多くなり、
関係者も増え、
感情も絡んでくる。
だから僕は、
迷った時ほど、
“選ぶ前に、切る”
という順番を大切にしています。
■ 足す前に、減らす。
判断に迷っている時というのは、
たいてい選択肢が多すぎます。
やる理由もある。
やらない理由もある。
誰かの顔も浮かぶ。
期待も、遠慮も、保身もある。
そんな状態で
「何を選ぶか」から考え始めると、
頭の中はすぐに混乱します。
だからまず、
「これは今回は切ろう」
を決める。
それだけで、
判断は驚くほどシンプルになります。
■ 切るというのは、否定することじゃない。
「切る」と言うと、
冷たい判断に聞こえるかもしれません。
でも実際は、
今はやらない
今は選ばない
というだけの話です。
価値がないわけでも、
誰かを否定しているわけでもない。
ただ、
今の目的に照らして
優先順位を整理しているだけ。
判断とは、
白黒をつけることじゃない。
順番を決めることだと思っています。
■ すべてを守ろうとすると、何も守れない。
経営でも、仕事でも、
「全部大事です」という判断は、
実は一番危うい。
全員の期待に応えようとする。
全部の可能性を残そうとする。
失敗の芽を一つも摘みたくない。
でも、
全部を残す判断は、結局どれも中途半端になる。
何かを守るためには、
何かを切らなければならない。
それは冷酷さではなく、
覚悟の話です。
■ 切る基準は、いつも同じ。
じゃあ、
何を基準に切るのか。
それはとてもシンプルで、
いつも自分に問いかけていることがあります。
「これを残すことで、誰が一番助かるか」
「これを切った時、一番困るのは誰か」
自分が楽かどうか。
怒られないかどうか。
評価が下がらないかどうか。
そういう基準は、
判断を必ず歪めます。
お客様にとってどうか。
チームにとってどうか。
その一点に立ち戻る。
それだけです。
■ 切る覚悟を持つと、進める。
決断が遅れる理由の多くは、
能力不足ではありません。
切る覚悟がないことです。
失うかもしれない。
嫌われるかもしれない。
間違っているかもしれない。
それでも、
切らなければ前には進めない。
社長の仕事は、
正解を当てることではなく、
覚悟を持って選び続けることだと思っています。
■ 今日の問い
あなたが今、迷っていることは何ですか?
その中で、
**「まず切れるもの」は何でしょうか。
選ぶ前に、
一度だけ考えてみてください。
✳️ 次回予告
🌱 第二回
全員に好かれる選択は、だいたい失敗する。優しさと覚悟の違いについて、
書いてみようと思います。
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