🌏 新シリーズ『社長の頭の中。』 第8回 人のために動くと、結局自分が助かる。 ― 利他は、“遠回りに見える最短ルート” ―
2025/12/26
■ 「人のために動くのは偽善やろ?」と言う人がいる。
たまに聞きます。
「人のためって言いつつ、自分のためなんちゃう?」
「そんなきれいごと通用せえへん」
でも、僕はこう思う。
人のため=自分のため。
これは矛盾ではなく、“自然の流れ”。
誰かに渡した優しさは、何倍にもなって返ってくる。
逆に、自分の利益だけを追い続けると、
どこかで必ずしっぺ返しが来る。
世の中は、意外と正直なんです。
■ 人のために動くと、必ず“味方”が増える。
職場でもそうです。
誰かが困っていたら、手を貸す。
面倒だと思う書類作業をひとつ代わってあげる。
忙しそうな同僚に「大丈夫?」と声をかける。
たったそれだけで、
その日の空気が変わる。
関係性が変わる。
職場が柔らかくなる。
小さな“利他”の積み重ねは、
自分の周りに「味方」を増やしてくれる。
味方が多い人生は、シンプルに生きやすい。
困った時に手が伸びてきて、
倒れそうな時に支えてくれる。
人のためは、遠回りに見えて、
実は一番の近道なんです。
■ 利他的な人ほど、“自分を守る力”が強い。
人のために動くと、
不思議と自分の心も整っていく。
・誰かの役に立てた
・少しでも笑顔が増えた
・ありがとうをもらえた
これらはすべて、自己肯定感を静かに上げてくれる。
人のための行動は、
“心の免疫力”のようなもの。
嫌なことがあっても、
「まあでも今日は誰かを助けられたしな」と思える。
利他は、最強のメンタルケア。
結果的に、自分を一番助けてくれる。
■ 「その人のために」ではなく、「自分の在り方として」。
僕は“優しくする”というより、
「自分がどうありたいか」で行動を決めている。
たとえば、
・してもらって嬉しかったことは、自分も返す
・誰かの背中を押せる人でいたい
・関わった人の人生が少しでも良くなると嬉しい
これらは、相手のためであり、同時に自分のため。
見返りなんていらない。
ただ、自分自身に恥ずかしくない選択をしたい。
そんな感覚で生きている。
すると結果的に、
“人のため”の行動になっているだけ。
■ 「おかげさま」という言葉の正体。
僕がとても大切にしている言葉。
それが 「おかげさま」。
自分ひとりの力で生きているようで、
実は、誰かの支えやご縁に助けられて今日がある。
この言葉を心の中心に置くと、
自然と利他的になる。
優しくなる。
強くなる。
嫌いな人も、好きな人も、
全部「おかげさま」。
この価値観がある限り、
人のために動くことは、
自己犠牲ではなく“自分の器を広げる営み”になる。
■ 人のためは、最後に“自分”を助ける。
誰かのために動いたつもりが、
後になって自分を救っていた。
そんな経験をしたことがある人は多いと思う。
人を喜ばせると、人生がやわらかくなる。
誰かの未来に関わると、自分の未来も明るくなる。
利他は、巡り巡って自分に返ってくる。
だからこそ、怖がらずに誰かのために動けばいい。
結果的に、自分の人生が助かるから。
💬 問い
あなたが最近「誰かのためにした行動」は何ですか?
そして、それはどんな形で自分を助けていますか?
✳️ 次回予告
🌟 第9回(最終回):“社長も、ひとりの人間。”
理想も不安もある。
迷いながら、それでも決める。
最終回は、恵本崇という“ひとりの人間”としての本音を語ります。
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